上りリンクマルチセルMIMOシステムにおける協力型ゲーム理論を用いた送信電力制御アルゴリズム(一般,移動通信ワークショップ)

元データ 2010-02-24 社団法人電子情報通信学会

概要

本論文では,上りリンクマルチセルMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)システムにおいて,従来方式とほぼ同等の受信SINR(Signal to Interference and Noise ratio)特性を獲得しつつ総送信電力を低減するため,協力型ゲーム理論を用いた電力制御アルゴリズムを提案する.提案方式では,アルゴリズムの各繰り返しにおいて,各基地局が最大の干渉となり得るユーザを隣接セルユーザの中からそれぞれ選択し,選択されたユーザが属する基地局は,受信SINRの劣化を最小限に抑えつつ,自セルユーザの送信電力を所望SINR達成に必要な電力より小さい値に制御する.各繰り返しにおいて,各基地局は自セルユーザの送信電力を抑えると同時に隣接セルユーザの送信電力も抑えてもらうため,最終的に算出される総送信電力を低減できる.計算機シミュレーションにより,提案方式が従来方式とほぼ同等の受信SINR特性を獲得しつつ総送信電力を低減できることを示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
田中 良紀 株式会社富士通研究所
田中 良紀 (株)富士通研究所ネットワークシステム研究所
笹瀬 巌 慶應義塾大学理工学部情報工学科
阿南 かおり 慶應義塾大学理工学部情報工学科
田中 良紀 株式会社富士通研究所ネットワークシステム研究所
笹瀬 厳 慶應義塾大学
阿南 かおり 慶應義塾大学理工学部

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