アドホックネットワークにおける階層依頼型経路探索を用いた多階層ZHLSルーチング方式(地上無線通信)

元データ 2003-10-01 社団法人電子情報通信学会

概要

本研究では,経路制御情報量や経路探索情報量を削減し,ネットワークの多階層化を実現するために,階層依頼型経路探索を用いた多階層ZHLSルーチング方式を提案する.提案方式では,各端末はGPSを利用してあらかじめ区切られたゾーンに対応させることで,各々が属する各階層におけるゾーンIDを認識する.また提案方式では,経路制御情報量を削減するために,複数の下位層のゾーンを形成することによって,ZHLSルーチング方式を多階層化する.更に提案方式では,経路探索情報量を削減するために,送信端末が経路探索を行うときに,送信端末は上位層の各ゾーンにおいて他ゾーンとリンク状態にあるゲートウェイ端末に対して,所属する下位層の各ゾーンへの問合せを依頼することによって,全ゾーンに対するあて先端末のゾーンIDの問合せを可能にすることができる.数値解析及び計算機シミュレーションによって特性を評価し,従来のZHLSルーチング方式と比較して,特にゾーン数が多い場合や端末の送信半径が大きい場合に,経路制御情報量や経路探索情報量を大幅に削減できることを示す.更に,提案方式において最適な階層数やゾーン数,端末間でリンク状態を確認する周期の決定法を明らかにする.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
萬代 雅希 慶應義塾大学理工学研究科
高橋 道人 慶應義塾大学理工学部情報工学科
萬代 雅希 慶應嘸義塾大学理工学部情報工学科

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