無線アドホックネットワークにおける属性証明書を用いた通信経路の信頼度評価法

元データ 2010-09-15

概要

各ノードがパケット中継を行う自立分散型の無線アドホックネットワークにおいては,パケット内容を改ざんしたり,パケットの転送を行わなかったりする悪意あるノードが存在する可能性がある.これまで,ノードの信頼度をもとに通信経路を評価する方式が提案されているが,信頼度の改ざんやノードのなりすまし問題,また通知方式によるノードの負担や信頼度利用の非効率問題がある.そこで本論文では,公開鍵証明書に付随する属性証明書を用いた通信経路の信頼度評価法を提案する.本方式では,属性証明書を用いて信頼度を通知することで,証明書の検証による信頼度の改ざん検知とノードのなりすまし検知を可能とし,さらに信頼度を算出した相手ノードに直接通知することで信頼度算出によるノードへの負担と信頼度利用の非効率問題に対処する.計算機シミュレーションにより,提案方式によって選択された経路の評価とパケット到達率,また通信にともなうオーバヘッドや算出された信頼度の利用効率の評価を行い本提案方式の有効性を示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
石井 方邦 慶應義塾大学理工学部情報工学科
谷田貝 健 慶應義塾大学理工学部情報工学科
井上 慎一郎 慶應義塾大学理工学部情報工学科
菅谷 直史 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 巌 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 厳 慶應義塾大学

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