優先権を考慮したノックアウト拡張バンヤンマルチキャストATMスイッチの特性解析

元データ 2001-12-01 社団法人電子情報通信学会

概要

本研究では, 小モジュール化したノックアウト集線網において, 同タイムスロットに異なる優先権をもつ複数のセルが到着した場合, 2×2のソーティングエレメントをバッチャ網により多段接続させることによって, 優先権の高いセルから順に処理することができ, 優先権に従った相対的なセル棄却率特性を得ることができる, ノックアウト拡張バンヤンマルチキャストATMスイッチを提案し, 優先権を考慮した場合の提案モデルのセル棄却率特性について理論解析を行う.提案モデルでは, ノックアウト集線網のなかの2×2のソーティングエレメントにおいて, 優先権に従ったソーティングを行うことによって優先権の高いセルを優先的に出力し, 優先権の低いセルを棄却する.優先権を考慮した場合の提案モデル及び従来モデルのセル棄却率特性を比較した結果, ランダムトラヒックにおいて提案モデルでは従来モデルと比較して, クラス1セルのセル棄却率特性を大幅に改善できることを示す.また, クラス2セルのセル棄却率特性も従来モデルとほぼ同一となり, 優先権に従った相対的なセル棄却率特性が得られることでその有効性を示す.更に, クラス1セル及びクラス2セルの平均バースト長をそれぞれ独立に与えられるバーストトラヒックにおいては, 出力バッファサイズを無限長とした場合, 一定のセル棄却率特性が得られることを示すことで, 提案モデルのノックアウト集線網における優れた耐バースト性能を明らかにする.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
坂本 憲司 慶應義塾大学理工学部情報工学科:(現)株式会社nttドコモ
西野 嘉之 慶應義塾大学理工学部情報工学科
檜山 聡 慶應義塾大学理工学部情報工学科
檜山 聡 慶應義塾大学理工学部情報工学科:(現)nttドコモ

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