光符号分割多元接続方式における繰返し巡回シフト系列による多元接続干渉の緩和

元データ 2000-12-08 社団法人電子情報通信学会

概要

本稿では, 多元接続干渉(Multiple Access Interference: MAI)を緩和することを目的として, 繰返し巡回シフト系列(Repetitional Cyclic-shifted Sequences: RCS)を適用した光符号分割多元接続(Code Division Multiple Access: CDMA)方式を提案する.k回繰返しのRCS/CDMA方式では, 各ユーザに割り当てた1つの拡散符号を任意に巡回シフトさせて得られるk個の符号系列を情報に応じて繰返し送信し, 受信器側では所望信号として各フレームにおける相関の和をとる.したがって, 所望信号はRCSを用いない場合と比較してk倍になるのに対して, ユーザ間の符号系列シフト量の多様性から各フレームに干渉する確率は変わらないのでMAIを緩和することができる.k=2のRCS/CDMA方式において, 情報変調にオン・オフ・キーイング(OOK)およびパルス位置変調(PPM)を用いた場合のビット誤り率特性を理論解析により導出し, 従来のOOK-CDMA方式およびPPM-CDMA方式とそれぞれ比較して評価する.その結果, RCSを適用することで従来の誤り率特性をそれぞれ改善できることを示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
園田 敏雄 慶應義塾大学理工学部情報工学科
大槻 知明 東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
鎌倉 浩嗣 千葉大学工学部電子機械工学科
鎌倉 功弘 慶應義塾大学大学院理工学部情報工学科
大槻 知明 東京理科大学

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