第4世代移動通信におけるアダプティブアレーアンテナを用いた空間多重数を増加させるスケジューリングアルゴリズム(モバイルIP,無線通信一般)

元データ 2004-05-13 社団法人電子情報通信学会

概要

第4世代移動通信では,特にダウンリンクにおいて,動画像などの大容量なバーストデータに対する要求が高まると考えられる.したがって,バーストなトラフィックを扱うことができる高速パケット伝送技術が必要となる.高速パケット伝送技術の中でも,高速パケットスケジューリングは,システムのスループットの向上に非常に有効な技術である.また,基地局にアダプティプアレーアンテナ(AAA : Adaptive Array Antenna)を用いたスケジューリングアルゴリズムが提案されている.基地局にAAAを用いることにより,複数のビームを生成することが可能となり,空間分割多重(SDM : Space Division Multiplexing)を実現することができる.本稿では,干渉を考慮したユーザの集合の中から,空間多重数が最大となる集合を選択するスケジューリングアルゴリズムを提案する.提案方式では,マルチユーザ干渉を軽減するために,ビーム間干渉に対するしきい値とユーザ間の角度差に対するしきい値を併用する.計算機シミュレーションにより,連続トラフィックにおいて,ユーザ数が30ユーザ以上の場合に,提案方式が文献[8]の方式と比べてセクタスループットを改善でき,また,アンテナ素子数が12,ユーザ数が150ユーザの場合にセクタスループットを70%改善できることを明らかにした.さらに,Webトラフィックのような現実的なトラフィック環境においても提案方式が有効であることを明らかにした.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
ESMAILZADEH Riaz 慶應義塾大学理工学部
大藤 義顕 株式会社NTTドコモ IP無線ネットワーク開発部
大藤 義顕 株式会社nttドコモ無線アクセス開発部
大藤 義顕 株式会社nttドコモ
大藤 義顕 株式会社nttドコモip無線ネットワーク開発部
吉持 直樹 慶應義塾大学理工学部情報工学科
吉持 直樹 慶応義塾大学理工学部情報工学科
Esmailzadeh Riaz 慶應義塾大学理工学研究科
Esmailzadeh Riaz 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 巌 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科

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