パンクチャド符号化を適用したターボ符号において外部情報値に重み付けを行うターボ復号法

元データ 2000-09-01 社団法人電子情報通信学会

概要

強力な誤り訂正符号として知られているターボ符合は, 連接畳み込み符号であることから, 一般にパンクチャド符号化による符号化率の制御が行われている.パンクチャド符号化が行われた場合, 一部のビットは情報ビットのみで復号され, 一部のビットは情報ビットと冗長ビットを用いて復号されるため, 復号結果に対する信頼性はビットにより異なると考えられる.ターボ符号では, 復合結果の信頼度を表す外部情報値を更新することで誤り訂正能力を向上させる.しかし, 従来パンクチャド符号化により生じるビットによる復号結果の信頼性の違いが, 外部情報値に対して特別に考慮されていなかった.本稿では, パンクチャド符号化を適用したターボ符号において, 外部情報値に対して重み付けを行うターボ復号アルゴリズムを提案する.本方式では, パンクチャド符号化により生じるビット毎の復号結果の信頼性の違いを外部情報値に対する重み付けにより適正に更新することで特性の改善を図る.計算機シミュレーションにより特性評価を行い, 重み付けを用いた場合は, 用いない場合に比べてBER特性を改善できることを示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
藤井 啓正 慶應義塾大学理工学部情報工学科
佐波 孝彦 千葉工業大学 情報工学科
佐波 孝彦 千葉工業大学

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