MLSTBCシステムにおいてSegment LLLを利用したLattice-Reduction aided SIC検出(無線通信技術)

元データ 2009-08-01 社団法人電子情報通信学会

概要

Multi-Layered Space-Time Coding(MLSTC)アーキテクキャにおいて格子基底縮小アルゴリズムであるLenstra,Lenstra and Lovasz(LLL)を用いたLR aided Successive Interference Cancellation(LR aided SIC)検出方式は優れた誤り率特性を示す一方で,格子基底縮小アルゴリズムの浮動小数点演算量が多いという問題点があった.そこで本論文では,MLSTCアーキテクキャにおいて演算量の低減と誤り率特性のトレードオフを実現可能とする新しい格子基底縮小アルゴリズムを用いたLR aided SIC検出方式を提案する.提案方式では,格子基底縮小アルゴリズムに基底行列をセグメント化して基底縮小操作を行うSegment LLLを用いて演算量を低減する.Segment LLLアルゴリズムによって基底行列がセグメント化され直交化操作に制約が加わるため基底縮小行列は劣化するものの,演算量を低減することができる.このため,セグメントサイズを変化させることで演算量と基底縮小効果のトレードオフが実現可能である.計算機シミュレーションにより特性評価を行った結果,提案方式は,MLSTBCシステムにおいて従来のLR aided SICと比較し,わずかなBER特性の劣化で基底縮小アルゴリズムの演算量を低減可能であることを示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
武藤 圭祐 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 巌 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 厳 慶應義塾大学
武藤 圭祐 慶應義塾大学大学院理工学研究科

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