モバイルアドホックネットワークにおいて送信端末を識別することにより不要なデータ転送を回避するマルチキャストプロトコル(地上無線通信)

元データ 2006-07-01 社団法人電子情報通信学会

概要

本論文では,Mobile Ad hoc NETwork(MANET)用のマルチキャストプロトコルであるOn-Demand Multicast Routing Protocol(ODMRP)を改良し,通信の信頼性を劣化させることなくデータ転送回数を低減する方式を提案する.提案方式では,ODMRPで用いられる各Forwarding Group(FG) Nodeにおいて,送信端末を識別することにより不要なデータ転送を回避する.更に,提案方式では送信端末を識別したSupport Group(SG)を用いることにより,冗長なデータ転送を行わずに代替ルートを確保できるため,通信の信頼性の劣化を回避することができる.計算機シミュレーションによりODMRP,SGを用いたODMRP,及び提案方式の特性評価を行い,提案方式は従来方式と比較してデータ転送回数を低減できることを示す.また,提案方式は送受信端末が極端に多い場合を除き,パケット到達率の劣化を許容範囲内に抑えられることを示す.更に,提案方式は送信端末が多い場合において,ふくそうによるパケット到達率の劣化を軽減できることを示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
筒井 康浩 慶應義塾大学理工学部情報工学科
村上 剛 Kddi株式会社
白須 基樹 慶應義塾大学理工学部情報工学科

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