無線アドホックネットワークにおける属性証明書を用いた通信経路の信頼度評価法

元データ 2009-05-21

概要

無線アドホックネットワーク(MANET : Mobile Ad-Hoc Network) は,ネットワークを管理する第三者機関の設置は期待できないために,意図的にパケット内容を改ざんしたり,パケットの転送を行わなかったりする悪意あるノードが存在する可能性がある.MANETには基地局等のインフラがなくマルチホップ通信を行う必要があるため,上記のような悪意あるノードが中継ノードとなることは十分に考えられ,よって通信経路の信頼性の評価が重要となる.このような課題に対して,ノードの信頼度をもとに通信経路を評価する方式が提案されているが,信頼度の改ざんや,他のノードへのなりすましという問題には対処できていない.そこで本論文では,公開鍵証明書に付随する属性証明書を用いた通信経路の信頼度評価法を提案する.ノードの信頼度を属性証明書を用いて共有することで,改ざん検知となりすまし検知が可能となり,また経路作成を担う送信者は中継ノード候補から属性証明書の回収を行うことで,通信経路の評価を行う.最後に,証明書の検証成功率を評価することで,本提案方式の有効性を示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
石井 方邦 慶應義塾大学理工学部情報工学科
谷田貝 健 慶應義塾大学理工学部情報工学科
井上 慎一郎 慶應義塾大学理工学部情報工学科
菅谷 直史 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 巌 慶應義塾大学理工学部情報工学科
笹瀬 厳 慶應義塾大学
谷田 貝健 慶應義塾大学理工学部情報工学科

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