DS/SS方式におけるカルマンフィルタを用いた推定符号追跡ループ

元データ 1998-03-18 社団法人電子情報通信学会

概要

本論文では, 航空機対地上基地局間通信にDS/SS通信方式を適用することを想定して, 位置推定のためのカルマンフィルタによりPN系列の伝搬遅延を推定する機能と修正符号追跡ループ(MCTL)を結合した, より同期追跡性能の高い安定な符号追跡ループを提案し, 推定符号追跡ループ(PCTL)と呼ぶ.カルマンフィルタにより推定された伝搬遅延を推定遅延制御装置が適応信号に変換し, 演算回路を介して離散的にMCTLに入力する.チャネル雑音やドップラー効果などの影響により同期外れや同期追跡状態の不安定な遷移が起こり得るが, PCTLではカルマンフィルタによる遅延推定機能を用いることで性能劣化を補正することが可能である.計算機シミュレーションにより, 提案方式が追跡誤差の軌跡及び追跡ジッタ特性の観点から, 従来のMCTL単独のシステムに比べて同期追跡性能が高いことを示す.また, 提案方式がMCTLでは同期外れが発生するような場合でも同期追跡状態を維持することができることも示す.

著者

笹瀬 巌 慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
庄納 崇 インテル株式会社
森 真作 日本工業大学工学部電気電子工学科
森 真作 日本工業大学
佐波 孝彦 千葉工業大学情報工学科
佐波 孝彦 千葉工大
庄納 崇 慶應義塾大学理工学部電気工学科
佐波 孝彦 名古屋工業大学電気情報工学科
庄野 崇 慶應義塾大学理工学部電気工学科
森 真作 慶応義塾大学
森 真作 慶應義塾大学 理工学部

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