円予測を併用したゲイン可変型α-βフィルタ

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概要

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従来,フェーズドアレーアンテナを用いたTWS(Track-While-Scan)による目標追随において,α-βフィルタが使用されている.α-βフィルタは演算負荷は軽いが,目標物体の急旋回時における追尾精度に問題があった.急旋回に対応する方式としては,円予測を併用したα-βフィルタが提案されている.しかし,円予測を併用したα-βフィルタは目標の急旋回時に,円予測フィルタが線形予測誤差増大の影響を受け,追尾精度が劣化してしまう問題があった.本研究では追尾精度の向上のため,マニューバ検出器によりゲインを変化させる円予測を併用したゲイン可変型α-βフィルタを提案する.簡単な目標モデルを用いた計算機シミュレーションにより,追尾精度および演算時間について提案方式の有効性を示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-22

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