B-10-138 拡散反射通信路における適応伝送レート室内赤外線無線通信方式の特性解析
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概要
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拡散反射通信路を用いた室内赤外線無線通信は, 光路損失が大きく、また高伝送レート時にはマルチパスチャネルによる符号間干渉(ISI)の影響力が大きい。通信路状態が悪い場合に通信を実現する方式として, 符号化率可変パンクチャド畳込み符号と適応L値パルス位置変調(PPM)を用い、通信路状態に合わせて適応的に伝送レートを変化させる方式が提案されている。しかし, 拡散反射通信路においてISIが存在する時の特性は明らかでない。本稿では, 適応伝送レート方式の特性を拡散反射通信路において理論解析により評価し, その結果、拡散反射通信路においてISI存作時にも通信路状態に応じて符号化率と変調指数を適切に変えることで適応的に伝送レートを変え、通信できることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
著者
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笹瀬 巌
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
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宇田川 智之
通信・放送機構新川崎リサーチセンター
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大槻 知明
東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
-
宇田川 智之
通信放送機構(tao)新川崎リサーチセンター
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大槻 知明
東京理科大学
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松尾 道人
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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