(m,2)MPPM光子計数通信における同期ずれの影響

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概要

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mスロットと2パルスで構成されるマルチパルスパルス位置変調方式((m,2)MPPM)におけるスロット同期ずれの影響を解析する。タイミング・オフセットが存在する場合について(m,2)MPPM方式のワードエラー確率を解析し、また平均シンボル誤り率が最小となる(m,2)MPPMの送信シンボルを選択する。選択した送信シンボルを用いたときのビット誤り率を求め、帯域幅、伝送速度が等しいPPM方式と特性を比較する。さらにPLLを用いたシステムにおいて、タイミング・ジッタがガウス分布に従う場合のビット誤り率を求め、PPM方式と比較する。その結果、パルスが連続しているワードのほうが、パルスが離散しているワードより優れた特性を持つことを示す。また、(m,2)MPPM方式のほうが、伝送帯域幅、伝送速度が等しいPPM方式よりビット誤り率特性が優れていることを示す。
1993-09-17

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