知的障害者施設指導員におけるMaslach Burnout Inventoryの併存的妥当性の検討

元データ 2003-06-25 日本保健科学学会

概要

本研究は,MaslachとJacksonのバーンアウト尺度(Maslach Burnout Inventory, MBI)の併存的妥当性を検討した。対象は岡山県内の知的障害者施設に勤務する生活指導員261名であった。MBIの因子構造モデルは「情緒的疲弊」,「離人化」,および「自己成就」を下位尺度とし,本邦老人福祉施設の介護職員,保育士,生活指導員において同一の因子配置が仮定された改訂18項目版3因子斜交モデル(Schaufeliとvan Dierendonck, 1993)であった。外的基準はPinesのBurnout Measureとし,生活指導員において概念的な妥当性と数量的な内的一貫性を有する9項目版2次因子モデル(佐藤ら,2002)を用い,同時点で測定した。構造方程式モデリングにより,両因子間に共分散を仮定した希薄化修正モデルについて因子間相関を求めた。その結果,MBIの下位尺度「自己成就」は外的基準変数に対して統計学的に有意な因子間相関を示さなかった。「自己成就」は構成概念妥当性の観点から独立性が指摘されてきたが,研究結果はその仮説を支持した。MBIの「自己成就」はバーンアウトの構成要素として不適切であることが示唆された。

著者

中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部
佐藤 ゆかり 岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
香川 幸次郎 岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学
中嶋 和夫 岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部・保健福祉学科
齋藤 圭介 吉備国際大学保健科学部
齋藤 圭介 吉備国際大学
斉藤 圭介 吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
斎藤 圭介 津軽保健生協健生病院
原田 和宏 吉備国際大学保健科学部理学療法学科
香川 幸次郎 岡山県立大学保健福祉学部
香川 幸次郎 岡山県立大学
香川 幸次郎 岡山県立大学 大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻
香川 幸次郎 吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
原田 和宏 前広島大学大学院・医学系研究科博士課程後期保健学専攻
齊藤 圭介 青森県立保健大学健康科学理学療法学科
齋藤 圭介 岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
佐藤 ゆかり 岡山県立大学大学院保健福祉学研究科
佐藤 ゆかり 岡山県立大学 保健福祉学部 保健福祉学科
齋藤 圭介 吉備国際大学大学院保健科学研究科

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