高齢者のスピリチュアリティ健康尺度の開発 : 妥当性と信頼性の検証

元データ 2007-09-25 日本保健科学学会

概要

本研究は高齢者版のスピリチュアリティ健康尺度を開発し,その妥当性と信頼性を検討することを目的とした。A県内の2地域に在住する高齢者を対象に質問紙調査を実施した。764名より回答を得,そのうちのスピリチュアリティおよびQOLに関する項目に欠損値のない532名を解析対象とした。統計解析では,高齢者版スピリチュアリティ健康尺度(18項目)の因子モデルとして,第一次因子を「生きる意味・目的」「死と死にゆくことへの態度」「自己超越」「他者との調和」「よりどころ」「自然との融和」の6因子、また第二次因子を「スピリチュアリティ」とした6因子二次因子モデルを仮定し,そのモデルのデータへの適合度を確認的因子分析により検討した。結果,本尺度の構成概念妥当性を支持するものであった。ついで,PGCモラール尺度で測定されたQOLを外的基準とするスピリチュアリティとQOLとの因果関係モデルを構築し,そのモデルのデータへの適合性を構造方程式モデリングで検討した。結果は,スピリチュアリティがQOLの下位概念である「孤独感・不満足感」「心理的動揺」「老いに対する態度」に有意な関連性を示すと同時に,本尺度の構成概念妥当性を裏付けるものである。また本尺度の信頼性も適切な数値を示していた。この結果は,高齢者のQOLの維持・増進に関連した介入方法を考案する上でスピリチュアリティを測定することの重要性を示唆しているものと解釈できた。

著者

太湯 好子 岡山県立大学保健福祉学部
桐野 匡史 岡山県立大学保健福祉学部
竹田 恵子 川崎医療福祉大学保健福祉学部
中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部
中嶋 和夫 岡山県立大学
中嶋 和夫 岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部・保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 国立保健医療科学院 福祉サービス部
金 貞淑 慶尚南道庁
雲 かおり 岡山済生会総合病院緩和ケア病棟
竹田 恵子 川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科
太湯 好子 岡山県立大学保健福祉学部看護学科
太湯 好子 川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部
金 貞淑 慶尚南道女性能力開発センター

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