統合失調症患者の精神症状と自尊感情の関連性

元データ 2006-06-25 日本保健科学学会

概要

本研究は,地域で生活する統合失調症患者を対象とし,精神症状が自尊感情を規定するのか,それとも自尊感情が精神症状を規定するのか,それら因果関係モデルのデータへの適合性を明らかにすることを目的とした。分析対象は,横断的研究には109名,縦断的研究には61名のデータを用いた。精神症状の測定には,信頼性と妥当性が支持された9項目版BPRSを用いた。横断的研究の結果,反応が低下した症状である「鈍麻・減退因子」が,自尊感情と有意な負の関連があった。縦断的研究の結果,1年後の追跡調査時点において9項目版で測定した精神症状は自尊感情に有意な負の効果を示し,時間的先行性を検証できたことから,精神症状が自尊感情に影響を及ぼすといった因果関係が示された。以上より,統合失調症患者の鈍麻・減退に伴う感情をサポートすることは,彼らの自尊感情を回復させることに繋がると示唆された。

著者

中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部
中嶋 和夫 岡山県立大学
中嶋 和夫 岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部・保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 国立保健医療科学院 福祉サービス部
沼本 健二 岡山県立大学保健福祉学部
國方 弘子 岡山大学医学部保健学科看護学専攻
豊田 志保 関西国際大学人間学部
矢嶋 裕樹 岡山大学大学院・医歯学総合研究科・社会環境生命科学専攻
矢嶋 裕樹 岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻公衆衛生学講座
國方 弘子 香川医科大学医学部附属病院看護部
國方 弘子 福岡県立大学 看護学部老年看護学講座
沼本 健二 岡山県立大学
豊田 志保 関西国際大学
國方 弘子 岡山県立大学飲保健福祉学研究か看護学専攻
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部
矢嶋 裕樹 岡山大学医歯学研究科
國方 弘子 香川県立保健利用大学保健医療学部看護学科
國方 弘子 岡山大学医学部保健学科
矢嶋 裕樹 新見公立大学看護学部看護学科

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