青年用疲労自覚症状尺度の構成概念妥当性の検討

元データ 2003-03-31 大東文化大学

概要

本研究は, 青年の健康の自己管理や, 健康的なライフスタイル形成への指針を得ることをねらいとして, 青年用疲労自覚症状尺度の構成概念妥当性を検討することを目的とした。調査対象として, 東京都内のA, B大学ならびに中・四国のC, D大学の2, 500人の大学生を選定した。確証的因子分析の結果, 「集中思考困難」「だるさ」「意欲低下」「活力低下」「ねむけ」「身体違和感」の6つの下位因子を1次因子, 「疲労自覚症状」を2次因子とする因子構造モデルの適合度は概ね許容水準を満たすものであった (GFI=0.862, AGFI=0.832, RMSEA=0.082)。さらに青年用疲労自覚症状尺度の各領域と性, 年齢, ならびに現在の健康状態との間に理論的に整合する関連性が認められた。また, 尺度全体及び下位領域ごとにみた Chronbach のα信頼性係数はいずれも高い値を示していた。これらの結果は, 青年用疲労自覚症状尺度の構成概念妥当性と信頼性を裏付けるものである。今後, 前記尺度を使用して, 青年期における生活出来事や生活習慣, 精神的健康度等との関連から, 疲労の発生や回復のプロセスについて解明していくことが課題といえる。

著者

中嶋 和夫 岡山県立大学保健福祉学部
中嶋 和夫 岡山県立大学
中嶋 和夫 岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉学科
中嶋 和夫 岡山県立大学・保健福祉学部・保健福祉学科
矢嶋 裕樹 岡山大学大学院・医歯学総合研究科・社会環境生命科学専攻
矢嶋 裕樹 岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻公衆衛生学講座
坂野 純子 東京都心身障害者福祉センター
坂野 純子 岡山県立大学保健福祉学部保険福祉学科
齋藤 友介 大東文化大学・文学部教育学科
齋藤 友介 大東文化大学文学部教育学科
坂野 純子 岡山県立大学保健福祉学部
坂野 純子 岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
坂野 純子 岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉臨床講座
矢嶋 裕樹 岡山大学医歯学研究科
矢嶋 裕樹 新見公立大学看護学部看護学科

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