脳卒中患者の転倒予測尺度の予測精度に関する文献的検討
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概要
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【目的】転倒ハイリスク集団である脳卒中患者において,どのような転倒予測尺度が最も予測精度が高いのかを明らかにすること。【方法】学術雑誌情報データベースを用い,脳卒中患者のみを対象とする前向き研究で,感度・特異度に関する情報が明記された原著論文を分析対象とした。予測精度の比較分析には,各尺度の陽性尤度比に着目し行った。【結果】分析対象となった論文は7編であり,陽性尤度比が一定の基準を満たした尺度は, Berg Balance Scale(以下BBS), Step Test, Stops Walking When Talking test(以下SWWT), BBSとSWWTを組み合わせたもの, Stroke Impact Scale-16の計5種類であった。そのうち最も陽性尤度比が高く,予測精度が高いと解釈できた尺度は,BBSとSWWTを組み合わせた尺度であった。【結論】従来のバランス機能評価のBBSに加えDual-task課題と位置づけられるSWWTを組み合わせた方法が,最も高い予測精度を有することが示唆された。
- 2010-06-20
著者
-
原田 和宏
吉備国際大学保健科学部
-
井上 優
倉敷平成病院リハビリテーション部
-
平上 尚吾
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科保健福祉科学専攻
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
井上 優
倉敷平成病院リハビリテーション部:岡山県立大学大学院保健福祉学研究科保健福祉科学専攻
-
原田 和宏
吉備国際大学保健科学部理学療法学科
-
原田 和宏
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部
-
香川 幸次郎
岡山県立大学
-
香川 幸次郎
岡山県立大学 大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
香川 幸次郎
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
平上 尚吾
岡山県立大学 大学院保健福祉学研究科
-
原田 和宏
吉備国際大学 保健科学部 理学療法学科
-
原田 和宏
岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉科学研究科
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学 保健福祉学部 保健福祉学科
-
井上 優
倉敷平成病院 リハビリテーション部
-
原田 和宏
吉備国際大学 保健福祉研究所
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