在宅で生活する要支援・要介護高齢者における移動動作ならびに認知機能障害別にみた2年間の日常生活動作の推移
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概要
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本研究では,要支援・要介護高齢者における日常生活動作(以下ADL)の推移について,移動動作ならびに認知機能の程度から群別して比較し,その特徴を明らかにすることを目的とした。調査対象は,2000年9月にA県の3つの自治体で要支援や要介護と認定を受け,在宅で生活している65歳以上の高齢者全員654名とし,解析対象は2年間の追跡調査を完了した548名のうち取込基準を満たした472名とした。解析では,移動動作と認知機能の程度から軽度障害群,身体障害群,認知障害群,重度障害群の4群に分類し,ADLの推移について多重比較を行った。その結果,それぞれのADL低下パターンには異同が認められ,軽度障害群,身体障害群ならびに重度障害群の三者に比して,軽度から中程度の移動動作障害に重度の認知機能障害を併せ持つことが,ADLをより低下させる可能性が示された。以上のことより,移動動作と認知機能障害はADL低下に関連することが確認され,認知症高齢者に対するADL低下の予防対策を積極的に進める必要性が示唆された。
- 日本保健科学学会の論文
- 2006-08-25
著者
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
齋藤 圭介
吉備国際大学保健科学部
-
齋藤 圭介
吉備国際大学
-
斉藤 圭介
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
斎藤 圭介
津軽保健生協健生病院
-
原田 和宏
吉備国際大学保健科学部理学療法学科
-
原田 和宏
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部
-
香川 幸次郎
岡山県立大学
-
香川 幸次郎
岡山県立大学 大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
香川 幸次郎
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
原田 和宏
(財)岡山県健康づくり財団 健康づくり企画支援室
-
齊藤 圭介
青森県立保健大学健康科学理学療法学科
-
原田 和宏
岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
齋藤 圭介
岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科
-
佐藤 ゆかり
岡山県立大学 保健福祉学部 保健福祉学科
-
齋藤 圭介
吉備国際大学大学院保健科学研究科
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