介護福祉士が利用者に求められる医療的行為の類型化と要求頻度・実施割合・困惑度の住宅・施設間比較 : 岡山県介護福祉士会会員の実態調査を通して
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概要
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介護福祉士を対象に,医療的行為を要求される頻度,要求されたときの医療的行為の実施,要求されたときの困惑の程度について実態を把握した.調査は岡山県介護福祉土会全会員を対象に,2001年5月郵送法にて施した.所属機関により,在宅群・施設群に二分し検討した.何らかの医療的行為を要求された経験のある人は在宅群で86.9%,施設群で97.0%であった.実際に医療的行為を行った割合は在宅計で20.0〜86.0%,施設群では31.7〜92.1%であった.次いで,要求頻度から類型化を行ったところ,「高度医療的行為」「簡易医療的行為」の2つのクラスターが得られた.要求頻度,実施割合が高いのは「簡易医療的行為」で,困惑の程度が高いのは「高度医療的行為」を要求された場合であった.いずれにおいても要求頻度,実施割合は施設群のほうが有意に高いのに対し,困惑の程度は在宅群のほうが有意に高かった.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2002-10-01
著者
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