Latackコーピング尺度の因子構造モデルの検討
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概要
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本研究は, Latackの「コーピング尺度(Latack's Coping Questionnaire)」を取り上げ, その因子構造モデルの適合度を, 特別養護老人ホーム職員のデータを用いて検討した。調査対象は, 岡山県内の特別養護老人ホームに勤務するすべての介護職員とし, 調査は施設への留置法で実施した。回収された調査票1, 445名のうち, 年齢, 尺度項目に欠損値を有さない女性1, 154名の資料を分析に用いた。統計解析には, 共分散構造分析を用いた。Latackが提示する「調整(Control)」, 「逃避(Escape)」の2因子28項目からなる2因子モデルと, その2次因子モデルの適合度を分析した結果, GFI, AGFI, RMSEAの各指標は許容水準に達しなかった。そこで, 久田が提案する「積極的-サポート利用-消極的対処行動」の概念枠組みを導入し, 「サポート利用」因子を新たに設定した3因子モデルと, 「サポート利用」因子とその所属項目を除いた2因子モデル, ならびにそれらの2因子モデルが, 適合度の許容水準を満たすモデルであることを確認した。以上の結果を基礎として、コーピング尺度開発における概念構成のあり方について考察した。
- 日本保健科学学会の論文
- 1999-09-25
著者
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
中嶋 和夫
岡山県立大学
-
中嶋 和夫
岡山県立大学 保健福祉学部保健福祉学科
-
中嶋 和夫
岡山県立大学・保健福祉学部・保健福祉学科
-
齋藤 圭介
吉備国際大学
-
香川 幸次郎
岡山県立大学保健福祉学部
-
香川 幸次郎
吉備国際大学 保健科学部理学療法学科
-
齊藤 圭介
青森県立保健大学健康科学理学療法学科
-
原田 和宏
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科
-
布元 義人
特別養護老人ホームさわらび苑
-
齋藤 圭介
岡山県立大学大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
香川 幸次郎
特別養護老人ホームさわらび園
-
原田 和宏
岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
-
齋藤 圭介
岡山県立大学保健福祉学研究科保健福祉学専攻
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