キムチの微生物汚染, 嗜好実態およびイメージについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キムチのpH、塩分濃度、および微生物汚染等と女子学生の嗜好実態およびイメージについて調査し、次の知見を得た。1.市販キムチ40検体のpHは4.50〜4.99のものが多く、平均5.14であった。塩分濃度は平均2.75%、一般生菌数は10^7〜10^8/gのものが多く対数平均値は6.22/gであった。大腸菌群検出率は41.7%であった。2.嗜好の程度を「大変好き」、「好き」、「どちらでもない」、「嫌い」、「大変嫌い」として、それぞれ2、1、0、-1、-2点と評点し、各種漬物の嗜好度の平均点、95%信頼限界を算出した。キムチは平均0.72点でたくあん漬および梅干しについで高かった。なお、浅漬、福神漬、ぬか漬、みそ漬、奈良漬、わさび漬および酢漬はそれぞれ0.67、0.65、0.17、0.14、-0.01、-0.10および-0.07点であった。3.キムチは濃厚な味で、まろやかさに欠け、後味が残り、くせがあり、重々しいものであるというイメージをもっていた。
- 日本調理科学会の論文
- 1990-05-20
著者
-
金子 憲太郎
郡山女子大学短期大学部
-
角野 猛
郡山女子大学家政学部
-
会田 久仁子
郡山女子大学家政学部
-
角野 幸子
郡山女子大学家政学部
-
金子 憲太郎
日本獣医生命科学大学
-
角野 猛
郡山女子大学
-
橋本 美津子
郡山女子大学
-
横堀 亜紀子
郡山女子大学
-
角野 幸子
郡山女子大学
関連論文
- 韓国の馴れずし(シッケ)の成分組成および微生物について
- 魚の塩蔵食品の嗜好および微生物汚染について
- インドネシアの調味料トラシ(Terasi)とプティス(Petis)の諸成分および微生物について
- 半乾燥キャベツの保存中における遊離アミノ酸, ビタミンCおよび一般細菌の変化
- 低温蒸気加熱加工法による野菜類の殺菌
- 持ち帰り弁当の細菌汚染と栄養素量について
- 遊離アミノ酸組成からみた日韓両国国民の嗜好の相違(第1報) : キムチ及び漬物の遊離アミノ酸と嗜好
- 居室内のカビ・細菌・ダニアレルゲン汚染 (その3) : ELISA法による床塵埃中のダニアレルゲンの定量(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 住居内塵埃中のカビとダニアレルゲン (その2) : 学生寮居室塵埃中の微生物(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 居室内のカビ・細菌・ダニアレルゲン汚染 (その1)(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 41481 全国10個所のカビとダニアレルゲン調査 : その1.カビの同定結果(カビ・汚染質発生量,環境工学II)
- 41394 日本国内10カ所のカビ調査結果
- 41382 散布農薬の室内進入と換気量
- 41373 アンダーセンサンプラーを用いた浮遊粒子状物質中の自動車排気成分の定量方法
- 空調機ダクト内の微生物汚染
- 公園の土壌の変異原性について
- マレーシアの発酵食品ブラチャン(belacan)の諸成分と微生物について
- 腐乳の諸成分及び微生物について
- マレーシアの発酵食品ブドゥ(Budu)の諸成分と微生物について
- 会津地方の伝統野菜の機能性成分について(トピックス&オピニオン)
- 市販輸入米の遊離アミノ酸組成および官能検査について
- 低温蒸気での加熱処理による野菜類の遊離アミノ酸の変化
- 微生物の発見と性質について(1)(教材研究)
- 新技術としての低温蒸気加熱加工法について : 低温蒸気で加熱処理した野菜は硬化して保存性も高まる
- 1S24 低温蒸気加熱加工法による食品開発 : 植物性食品を中心にして
- 解説 野菜を低温蒸気で加熱するとその特性がどのように変わるか?
- 低温蒸気で加熱した野菜はその特性が保持され大腸菌群も陰性になる (特集 そう菜・漬物の製造技術と副資材)
- 市販はたはたずしの諸成分と微生物について
- かぶらずしおよび大根ずしの諸成分と微生物について
- 災害時のメニュー開発 : 東北支部報告(クッキングルーム)
- 小梅漬けの細胞壁多糖類構成成分と硬度の関係
- 室内に生育する微生物から発生する揮発性有機化合物(MVOC)の検出法
- 尾瀬沼の水質に及ぼす人為汚染の影響
- ニンニクとニンニク臭の消臭について(トピックス&オピニオン)
- 蒸気で加熱処理したカット野菜の保存性
- ダイズ品種の収量およびイソフラボン含量に及ぼす播種期および登熟環境条件の影響(栽培)
- ウメ果実の成熟に伴う果皮および果肉中の細胞壁多糖類の変化
- 品種および産地の異なる大豆のイソフラボン含量および豆腐加工適性
- 豆腐のイソフラボン含量に及ぼす大豆の品種および豆乳調製法の影響
- 漬物市場および技術の現状と展望 (特集 漬物の科学)
- つけもののうま味増強技術--キムチを中心として (特集 発酵食品の新技術)
- 梅漬けの苦味に及ぼす水酸化カルシウム濃度の影響
- 生および塩蔵梅の走査型電子顕微鏡観察 : 従来SEMと低真空SEMの画像比較ならびにエネルギー分散型X線分光器によるカルシウムの分布測定
- 衛生指標細菌としての大腸菌群
- 日本,中国,韓国及び東南アジアの伝統塩蔵発酵食品に関する総合的研究(平成15年度日本調理科学会学会賞受賞記念論文)
- ***とその母親の蒟蒻の嗜好と食行動調査
- 市販生和菓子の微生物汚染と糖分含有量について
- 塵埃中のダニアレルゲン,カビコロニー数のソウル市(韓国)と郡山市(日本)の比較
- いずしおよび切り込みの細菌汚染,食塩濃度,水分活性および遊離アミノ酸組成について
- 梅漬けの硬度に及ぼすカルシウム化合物の影響およびその官能評価
- 塩蔵ウメの硬度と組織構造に及ぼす灰化卵殻と各種硬度保持剤の影響
- 塩蔵ウメの硬度に及ぼす灰化卵殻の影響
- 界面活性剤の細菌の増殖に及ぼす影響
- 市販容器入り豆腐の漬水の細菌汚染と有機酸について
- アジピン酸の食品への応用について : (1)アジピン酸の抗菌性とサラダの食味および保存性に及ぼす影響
- グリシンと塩化ナトリウムのBacillus属増殖抑制作用について
- 塩化カリウムとソルビン酸カリウムの各種細菌に対する併用効果について
- フィリピンの魚の発酵調味料バゴーン(Bagoong)の諸成分および微生物について
- 嫌気性培養および好気性培養によるキムチの一般生菌数ならびに腸内細菌科に属する細菌群について
- 遊離アミノ酸組成からみた日韓両国国民の嗜好の相違(第1報) : キムチ及び漬物の遊離アミノ酸と嗜好
- 日本と韓国の塩辛の水分活性,塩分濃度および微生物汚染について
- キムチの微生物汚染, 嗜好実態およびイメージについて
- Effect of Heat Treatment on the Lipid Peroxide Content and Aokusami (Beany Flavor) of Soymilk
- アジアの魚醤 : 諸成分と微生物
- 調理と衛生 : (4)腐敗・発酵と微生物
- 沖縄の塩辛・スクガラスの諸成分および微生物について
- タイ国の魚の発酵調味料カピおよびナムプリックの諸成分および微生物について
- みその水分活性,食塩濃度および細菌数の測定
- タイの塩辛カピ(Kapit,蝦醤)の細菌汚染,ナトリウムとカリウム量および遊離アミノ酸組成について
- 日本と韓国の塩辛の脂肪酸組成について
- めん類の嗜好・喫食実態と販売および細菌汚染の実態に関する調査について
- 日本,韓国及び東南アジアの魚の発酵食品
- 調理科学と微生物
- VII. 私の考える調理学 : 未来の展望,提言を含む
- 124 牛の心電図に関する研究 : III. 正常ベクトル心電図(生理学・薬理学分科会)(第71回日本獣医学会記事)
- 微生物の発見と性質について(2)(教材研究)
- 微生物の発見と性質について (1)
- 市販サラダの細菌汚染と分離したBacillus cereus の発育に及ぼす食酢の影響
- 乳酸および酢酸の腸内細菌の発育におよぼす影響
- カルシウムとペクチン質の結合におよぼす陰イオンの影響
- Changes in Various Ingredients, Escherichia coli, Taste and Texture of Blade Vegetables as a Result of Low Temperature Steam-Heating Process
- Effect of Calcium Gluconate Addition on the Properties of Ume Fruit (Japanese Apricot) Products
- The Effects of Fruit Maturation and Sodium Chloride Concentration on the Compositions of Pickled Sun-Dried Ume Fruit, 'Umeboshi'
- Effect of Calcium-Compound Addition on the Physical Properties and Tissue Structure of Seasoned 'Umeboshi' : Investigation of Actual Conditions of Commercially Prepared Products and Verification of Products Prepared in a Laboratory
- Maturation of Fermented Rice-koji Miso Can Be Monitored by an Increase in Fatty Acid Ethyl Ester
- ウメ漬け原料としての果実採取時期と各種成分, とくに有機酸との関係
- 梅漬の硬度保持に及ぼす海藻灰化物の影響
- 梅酒梅の呈味成分, アミノ酸, ペクチン質, テクスチャーに及ぼす低温蒸気加熱処理の影響
- 漬物の低温利用 : 葉菜類の漬物
- 小梅漬けの細胞壁多糖類構成蛋白質のアミノ酸組成
- Changes in Hardness and Pectic Substances of 'Koumezuke'(A Small Type Salted Mume Fruit) during Brining and Storage.
- The Effect of Initial Sodium Chloride Concentration and Amount of Additional Calcium Compounds on the Yield and Hardness of Salted Mume Fruit under Early Brining Process.
- Amino Acid Composition of Protein Bound to Cell Wall Polysaccharide of Fresh and Salted Mume Fruit.
- Effect of the Low Temperature Steam-Heating Process on Taste Components, Amino Acids, Cyanogenic Glycosides, Pectic Substances and Texture of Ume Fruit Removed from Liquor
- Changes in the Contents of Chemical Constituents in Middle Size 'Shirokaga' Mume Fruit in Relation to Maturity at Harvest and during Ripening.
- The Effect of Harvest Maturity and Storage Temperature on Physiological Characteristics and Chemical Constituents of A Small Size Mume (Japanese Apricot) Fruit.
- The Use of Low Temperature for Tukemono. Pickles of blode Vegetables.:Pickles of blode Vegetables
- Changes of Chemical Constituents in Small Mume Fruit during Growth and Maturaion.
- The Effect of Manufacturing Conditions on the Hardness and Pectic Substances in Salted Small Mume Fruit by the Brine Salting Method.
- Changes in Hardness and Pectic Substances of Mume Fruit during Maturation and Storage.