めん類の嗜好・喫食実態と販売および細菌汚染の実態に関する調査について

概要

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麺類の嗜好・喫食実態と販売および細菌汚染の実態を調査し、次の知見を得た。1.本調査の対象となった女子学生は、うどん、中華そばおよびスパゲティを好み、日本そばは嫌いであった。その喫食状況はうどん、中華そばおよびカップめんは半数以上が『2週間に1回』以上喫食した。2.昭和62年4月に福島県郡山市内で購入したゆで麺47検体の製造業者は33で、1都4県に渡っていた。名称、製造加工年月日、製造業者名はすべてに表示してあった。しかし、賞味期限の表示がみられたものは27.7%であった。製造日より調査日の日数が5日以上経過したものが31.9%見られた。3.昭和61年5月から同62年4月に購入した、80検体のゆで麺類の細菌汚染を調査した。その結果、一般生菌数はゆでうどんが3.0×10^2/g > 〜5.2×10^6/g、ゆでそばが3.0×10^2/g > 〜1.4×10^8/gの範囲であった。大腸菌群の検出率はゆでうどんが17.5%、ゆでそばが26.1%であった。ブドウ球菌はいずれも陰性であった。セレウス菌は13.8%から検出された。
日本調理科学会の論文
1987-12-20