場所とスケジュールの構造化を用いた特殊学級の取り組み : 自閉症児の事例をとおして

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概要

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本論は,小学校特殊学級(知的障害)においてTEACCHプログラムの構造化のアイデアを導入したところ,とくに自閉傾向をもつ児童に顕著な行動上の改善がみられたことの報告である。以前はグループでの活動が中心であったが,国語・算数の個別学習の時間を衝立でしきった個別空間を用意し,また,スケジュール・カードを用いて,1日のスケジュールを示し,また,個別学習場面でも流れをカードで示した。順次改善しながらの経過であったが,個別の学習に意欲がみられ,また,自立的に学習ができることにより,担任が一人ひとりに個別に指導できる時間が確保できた。ごく簡単な構造化の工夫であったが,その工夫と改善の状況を報告する。
2002-02-05

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