北の峯学園におけるTEACCHプログラム導入の取り組み : 導入の経過と問題行動改善の一事例

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概要

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北の峯学園は,自閉症者の環境を整えることが,彼等の認知を高め,処遇困難を改善する手立てとなることをTEACCHから学び,1997年7月,TEACCH棟「ひまわり」を完成させた。ここでは,構造化のアイデアが取り入れられ,「自分のできることをふやす」を目標に,彼等にあった自立課題や余暇活動が組まれた。開始時には,自閉症者5名に対し,職員5名が配属され,マンツーマンの対応がなされていた。しかし,導入5年目を迎えた現在は,自閉症者7名に対し,職員3名での体制になり,北の峯学園におけるTEACCHプログラムのアイデアが利用者,職員の間に着実に浸透してきつつある。また,Kさんの顕著な問題行動は,スケジュールの構造化により大きな改善を遂げている。本報告では,北の峯学園におけるTEACCHプログラムの実践と事例を通して入所施設での構造化のアイデアの数々を紹介する。
北海道教育大学の論文
2002-02-05

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