地域社会における自閉症・知的障害児者の生涯ケアに関する実践的研究(4) : 幼児教育・学校教育・医療・施設ケアにおけるTEACCHプログラムの展開

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北海道にTEACCHプログラムのシステムを導入する10ヶ年計画の第2次3ヶ年計画について,その構想と1999年度の実践の概要を述べた。函館地区では,おしまコロニーにおいてTEACCHセンター機能を担う地域センターが設置され活動を始めた。幼児期通園施設,居住施設で引き続きTEACCHプログラムの実践が深められている。学校教育にあって北海道教育大学付属養護学校においてTEACCHプログラム導入の試みが始められ,市内小学校特殊学級においてもTEACCHのアイデアを用いた実践が始められている。旭川地区においては市内小中学校各1校と引き続きTEACCH的実践の共同研究を行った。また,自閉症児,自閉傾向児を含む市内情緒学級退級児の予後について調査を行い,学校教育終了後のケアの必要性が示された。2養護学校が共同研究に参加し,養護学校における地域交流,生涯ケア,個別指導計画の実践を報告した。旭川肢体不自由児総合療育教育センターでは,自閉症児・多動児への母子短期入院を実施し,Multi-disciplinaryな評価と指導を行っている。北海道教育大学函館校障害児教育研究室ではホームページを作成しており,旭川校障害児教育研究室,おしまコロニー,旭川肢体不自由児総合療育センターでは本年度中開設予定である。
北海道教育大学の論文
2000-02-10

地域社会における自閉症・知的障害児者の生涯ケアに関する実践的研究(4) : 幼児教育・学校教育・医療・施設ケアにおけるTEACCHプログラムの展開

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