わが国の看護系大学・短期大学におけるカリキュラムの現状 : その構造に焦点を当てて
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概要
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本研究の目的は、わが国の高等教育機関におけるカリキュラムの現状を明らかにすることにより、看護をとりまく社会情勢の変化及びその要請に対応可能なカリキュラム開発に向けた基礎資料とすることである。1995年時点で開学している看護系大学及び短期大学が発行した学校案内など、一般に公表され入手可能な資料をデータとし、カリキュラムの構造が明示されていた短大22校、大学19校、計41校を分析対象とした。その結果、看護基礎教育力リキュラムの構造は、平成2年施行の保健婦看護婦助産婦養成所指定規則との類似の程度により、【1.指定規則型】、【2.科目追加型】、【3.領域追加型】、【4.科目・領域追加型】、【5.独自型】という5つの類型に分類できることが明らかになった。さらに、地域看護学、精神看護学、看護管理、看護教育、看護研究という教育内容について、それぞれのカリキュラムにおける位置づけについて分析した。これらの結果を基に、カリキュラム開発に向けた今後の課題について考察した。
- 日本看護教育学学会の論文
- 1998-03-31
著者
-
山口 瑞穂子
順天堂医療短期大学
-
鈴木 純恵
千葉大学看護学部
-
岩波 浩美
群馬県立県民健康科学大学
-
舟島 なをみ
千葉大学看護学部 看護教育学教育研究分野
-
杉森 みど里
千葉大学看護学部
-
山口 瑞穂子
順天堂医療短期大学基礎看護学
-
鈴木 純恵
千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
-
岩波 浩美
千葉大学大学院看護学研究科
-
島田 理恵
千葉大学大学院看護学研究科
-
島田 理恵
福島県立医科大学
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