諸外国の博士論文にみる安全管理研究の動向と内容の特徴 : 安全管理教育のための教育内容の検討
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概要
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目的:諸外国の博士論文における安全管理研究の動向やその内容の特徴を明らかにし,その結果をもとに,看護基礎教育における安全管理に関する教育内容を検討する.方法:「nursing」,「doctoral dissertation」と「incident」,「adverse event」などの用語を用いてWeb版CINAHLにより対象文献を検索した.検索された研究を分析フォームに基づきデータ化した.データのうち,研究デザイン等に関しては記述統計値を算出し,研究内容に関しては,ベレルソンの内容分析の手法を参考に分析した.結果:69件の博士論文を分析対象とした.分析の結果,安全管理に関する博士論文の研究数は,2002年以降に増加していた.研究内容は,【看護師・看護学生・看護補助者の健康被害・傷害の発生の実際と関連する因子・対策の解明】【エラー・有害事象の発生の実際と関連する因子の解明】など8カテゴリに分類された.結論:看護基礎教育における安全管理教育に向けては,8カテゴリから示唆された安全管理に関する5つの研究領域に関する教育内容を検討する必要がある.
- 群馬県立県民健康科学大学の論文
著者
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定廣 和香子
札幌市立大学看護学部
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相楽 有美
群馬県立県民健康科学大学看護学部
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山澄 直美
群馬県立県民健康科学大学
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定廣 和香子
群馬県立県民健康科学大学
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岩波 浩美
群馬県立県民健康科学大学
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榎 悦子
群馬県立県民健康科学大学
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杉森 みど里
群馬県立県民健康科学大学
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高井 ゆかり
群馬県立県民健康科学大学
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原 美弥子
群馬県立県民健康科学大学
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