図書にみる看護技術の構造化の現状
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概要
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目的:看護技術に関する図書における技術の分類方法に着目し,看護技術の構造化の現状を解明し,構造化の特徴と看護技術学を体系的に発展させるための課題を考察する.方法:日本医書出版協会医字書検索を用い,「看護技術」,「援助技術」,「看護」,「技術」をキーワードとし,図書を検索した.次に,「看護技術」に関する図書を抽出した.最後に,抽出した図書の看護技術の分類の階層数,看護技術の分類方法を分析した.結果:対象図書として43冊38種類を抽出した.対象図書には,看護技術の7つの構造が存在していた.それは,【1.伝統的二分型】【2.看護の役割拡大に伴う技術補完型】【3.技術の応用・展開方法追加型】【4.技術発展に向けた知識追加型】などであった.結論:看護技術学の体系的な発展に向けた課題は,看護技術を含む現象を理解するための因子探索レベルの研究への着手,看護技術に関する知識の整理と構造化である.
- 群馬県立県民健康科学大学の論文
著者
-
山下 暢子
群馬県立県民健康科学大学
-
近藤 誓子
群馬県立県民健康科学大学看護学部
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定廣 和香子
札幌市立大学看護学部
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大川 美千代
群馬大学医学部保健学科
-
定廣 和香子
群馬県立県民健康科学大学
-
高井 ゆかり
群馬県立県民健康科学大学
-
大川 美千代
群馬県立県民健康科学大学
-
山下 暢子
千葉大学 看護学部
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