看護専門学校の教務主任が役割遂行上直面する問題の解明
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
目的:看護専門学校の教務主任が役割遂行上直面する問題を明らかにし,その特徴を考察する.方法:研究協力の承諾を得た400施設に所属する教務主任432名を対象に,郵送法によるデータ収集を行った.測定用具には役割遂行上直面する問題に関する質問紙と特性調査紙を用いた.その結果,349名(回収率80.8%)より回収でき,直面している問題に関する質問に回答した293名の記述を,Berelson, B. の方法論を参考にした看護教育学における内容分析の手法を用いて分析した.結果:看護専門学校の教務主任が役割遂行上直面する問題を表す【業務量過多に伴う時間不足による役割遂行困難】【教員の能力開発に向けた組織的な取り組み困難】など,32のカテゴリが形成された.結論:看護専門学校の教務主任が役割遂行上,32種類の問題に直面していることを明らかにした.また,考察の結果,それらの問題には,《教務主任の職務内容・権限が明確に規定されていないことによって生じる》《FDを体系的・継続的に取り組む体制として整備できていないことにより生じる》など,8つの特徴があることを示した.本研究の結果は,教務主任自身が直面している問題を客観的に理解し,問題解決していくための方向性を見い出す資料として活用可能である.
著者
関連論文
- 看護学教員としての倫理的行動自己評価尺度の開発
- 「看護基礎・継続教育による研究成果活用の推進」(日本看護教育学学会第19回学術集会報告)
- 看護学実習における学生行動の概念化
- 科学的根拠に基づく院内教育の実現 : 教育ニード・学習ニードを反映した教育プログラムの展開
- 実習目標達成を導く教授活動の構造 : 「看護学実習教授活動理論」の開発に向けた仮説の導出
- ベッドサイドの患者教育を展開する看護師行動の解明 : 目標達成場面に焦点を当てて
- 患者安全のための看護実践自己評価尺度(病棟看護師用)の開発(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,看護職者のキャリア発達を導く教育と研究,日本看護教育学学会20周年記念大会)
- 看護学実習における学生の経験に関する研究
- 病院に就業する看護職者の学習活動の現状
- Scramble Zone 南フロリダ大学継続教育部門への訪問--千葉大学21世紀COEプロジェクトの一環として
- 記述理論の統合による新たな知識体系の構築 (焦点 看護教育学における理論開発)
- メタ統合を用いた看護学研究の概観--記述理論統合による新たな知識体系の構築に向けて (焦点 看護教育学における理論開発)
- 看護学実習における学生とクライエントの相互行為に関する研究 : 学生の行動に焦点を当てて
- 看護学実習における学生の「行動」と「経験」の関連 : 行動概念と経験概念のメタ統合を通して
- 看護専門学校に所属する教員の職業経験の概念化
- 看護学実習に取り組む学生行動の概念化 : 学生理解に資する指導の探究(19 高等教育B,自由研究発表II,発表要旨)
- 看護師が知覚する看護師のロールモデル行動
- 看護学実習における学生経験を解明した面接方法の現状 : 質問項目に焦点を当てて
- 看護学実習における学生の行動に関する研究(演題発表及び研究批評,看護職養成教育の発展に向けた研究成果の蓄積,日本看護教育学学会 第12回学術集会)
- 図書にみる看護技術の構造化の現状
- わが国の看護技術に関する図書の現状 : 「看護技術」の概念規定に焦点を当てて
- 看護基礎教育におけるアセスメント技術教育研究の動向 : 過去5年間のフィジカルアセスメント技術教育研究に焦点を当てて
- 1994年から1998年における看護学実習に関する研究内容の分析 : 学生を対象とした研究に焦点をあてて
- 看護問題対応行動自己評価尺度(OPSN)の開発 : 信頼性・妥当性の検証(演題発表及び研究批評,看護職養成教育の発展に向けた研究成果の蓄積,日本看護教育学学会 第12回学術集会)
- 看護職者の学習ニードに関する研究 : 病院に就業する看護職者に焦点を当てて
- 看護問題対応行動自己評価尺度(OPSN)の開発 (焦点 看護継続教育論--3領域への研究的アプローチ)
- 看護学教員の倫理的行動の質と特性との関係(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,研究成果を活用した看護の実現,日本看護教育学学会第19回学術集会)
- Scramble Zone 異文化間共同研究の遂行に向けた成果発信と国際活動の展開--千葉大学21世紀COEプログラムの一環として
- 教授活動自己評価尺度-看護技術演習用-の開発
- 学習ニードアセスメントツール-臨床看護師用-の開発
- 学生が知覚している看護学教員のロールモデル行動に関する研究(演題発表及び研究批評,研究・教育・実践の循環と看護教育学の発展,日本看護教育学学会 第10回学術集会)
- メタ統合を用いた看護学研究の現状 : 分析方法に焦点を当てて
- 産業労働者を対象とした看護に関するわが国の研究の現状 : 1982年〜2004年に発表された研究に焦点をあてて
- 看護学教育の質向上につながる研究成果の活用 : シンポジウムの司会にあたって(シンポジウム 看護学教育の質向上につながる研究成果の活用,日本看護教育学学会第16回学術集会)
- 実践に携わる看護職者の学習ニードとその充足(日本看護教育学学会第14回学術集会報告)
- 在宅における看護実践自己評価尺度の開発
- 教育ニードアセスメントツール-臨床看護師用-の開発
- 病院に就業する看護師の学習ニードに関係する特性の解明 : 院内教育のあり方の検討に向けて
- 看護における性の異なる少数者の経験--男子看護学生と男性看護師の経験の統合 (焦点 看護教育学における理論開発)
- 研究成果を活用できる看護職者育成に向けた看護基礎教育のあり方 : 授業『看護学研究II』における教授活動の実際と課題(シンポジウム 看護基礎・継続教育による研究成果活用の推進,研究成果を活用した看護の実現,日本看護教育学学会第19回学術集会)
- 臨床の場における研究成果活用を支える要因 : 院内教育担当者と研究者の協働(シンポジウム 科学的根拠に基づく院内教育への挑戦とその課題,日本看護教育学会第17回学術集会)
- 学生の学習活動理解に向けた研究成果の活用 : 実習目標達成の支援者として(シンポジウム 看護学教育の質向上につながる研究成果の活用,日本看護教育学学会第16回学術集会)
- 看護学実習における学生の「行動」と「経験」の比較 : 行動概念と経験概念のメタ統合を通して
- 保健師の教育ニード・学習ニードの測定とその意義
- 教育ニード・学習ニードの診断結果に基づく院内教育プログラムの紹介(シンポジウム 科学的根拠に基づく院内教育への挑戦とその課題,日本看護教育学会第17回学術集会)
- 教育ニード・学習ニードを反映した院内教育の展開(日本看護教育学会第17回学術集会)
- D県看護協会会員の学習ニード・教育ニードの診断--会員の要望に沿った教育計画の実現に向けて (視点 院内教育・研修計画書の洗練を図る)
- 院内教育プログラム立案に向けたアセスメントツールの有用性の検証--異なる2病院に所属する看護師の教育ニード・学習ニードの比較をとおして (特集 魅力ある院内教育プログラムを創る--千葉大学21世紀COEプログラムの成果を活用して)
- 院内教育における教育ニード・学習ニードの測定とその意義 (特集 魅力ある院内教育プログラムを創る--千葉大学21世紀COEプログラムの成果を活用して)
- Scramble Zone 日本型看護職者キャリア・ディベロップメント支援システムの検証--「院内教育の評価とその活用」についての合宿研修から
- 教育ニード・学習ニードの診断とその結果に基づく院内教育プログラムの立案
- 病院に就業する看護師の教育ニードアセスメントツール開発 : 信頼性・妥当性の検証
- 看護管理者が知覚する院内教育の課題 (焦点 看護継続教育論--3領域への研究的アプローチ)
- 看護専門学校に所属する教員の学位取得ニードに関する研究 : 取得希望学位の学問領域とその決定理由
- 看護職員募集要項にみる院内教育プログラムの対象・内容・方法--実態調査のための質問紙作成を目指して
- 病院に就業する看護職者の学習ニードアセスメントツールの開発 : 学習ニードに関係する看護職者特性とその教育のあり方(日本看護教育学学会第14回学術集会報告)
- Scramble Zone 異文化間共同研究実施に向けた南フロリダ大学への再訪問--千葉大学21世紀COEプロジェクトの一環として(第2報)
- 国内外における看護職者の学習ニード充足状況(実践に携わる看護職者の学習ニードとその充足,シンポジウム,看護職者の学習継続と専門職性の確立-質の高い看護の実現に向けて-,日本看護教育学学会 第14回学術集会)
- 看護学生のための学習活動自己評価尺度 : 看護学実習用-の開発
- 病院に就業する看護職者の学習ニードアセスメントツールの開発 : 学習ニードに関係する看護職者特性とその教育のあり方(演題発表及び研究批評,看護職者の学習継続と専門職性の確立-質の高い看護の実現に向けて-,日本看護教育学学会 第14回学術集会)
- 勤務帯リーダー役割自己評価尺度の開発
- 看護学教員の教育ニードの現状とそれに関係する特性の解明
- 副看護部長が役割遂行上直面する問題の解明(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,役割移行への支援-看護学生から新人看護師へ-,日本看護教育学学会第21回学術集会)
- 看護師が的確にアセスメントするために講じている実践の解明 : ICUにおける看護継続教育に向けて(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,役割移行への支援-看護学生から新人看護師へ-,日本看護教育学学会第21回学術集会)
- 学習過程に対する自己評価視点の明確化 : 病院に就業する看護職者に焦点を当てて(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,役割移行への支援-看護学生から新人看護師へ-,日本看護教育学学会第21回学術集会)
- 実習目標達成に向けた学生の理解と支援(役割移行への支援-看護学生から新人看護師へ-,日本看護教育学学会第21回学術集会)
- 看護専門学校の教務主任が役割遂行上直面する問題の解明
- 病院に就業する看護職者の学習ニードに関する研究(演題発表及び研究批評,看護職者への研究成果還元に向けた手段の探求,日本看護教育学学会 第11回学術集会)
- 学習ニードの充足状況に関する自己評価と職業継続(シンポジウム,研究・教育・実践の循環と看護教育学の発展,日本看護教育学学会 第10回学術集会)
- 看護技術演習の計画・実施・評価の継続 : 未来を担う学生の技術習得を目ざして(シンポジウム 看護職者としての基盤づくりとその発展を支える教育,看護職者のキャリア発達とその支援,日本看護教育学学会第22回学術集会)
- 2年課程看護専門学校学生の学習経験に関する研究
- 一般演題2 実習目標達成を導く教授活動を表す仮説の導出 : 「看護学実習教授活動理論」の開発を目ざして(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,日本看護教育学学会第16回学術集会)
- 看護職者としての基盤づくりとその発展を支える教育(シンポジウム,日本看護教育学学会第22回学術集会報告)
- 演題4 看護学実習中の医療事故防止に向けた教員の対策と実践(研究発表抄録,演題発表及び研究批評,看護職者の発達を支える教育の実現,日本看護教育学学会第23回学術集会)
- 看護師長がスタッフ看護師への個別指導上直面する問題の解明
- カンファレンスを運営するチームリーダーの行動に関する研究
- 看護学教員による実習記録へのフィードバックに関する研究 : 学生が学習活動の促進につながったと知覚する記述内容に焦点を当てて