わが国の看護技術に関する概説書の分析 : 生活行動を支援する看護技術に焦点を当てて
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概要
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目的:わが国の看護基礎教育における看護技術の概説書を分析し,クライエントの生活行動を支援する看護技術に焦点を当て,教育内容の現状と課題を明らかにする.方法:2003年から2007年に出版された看護技術の概説書18冊を対象とした.「生活行動を支援する看護技術」を抽出し,その内容を類似性に基づき分類し命名した.結果:635記録単位が抽出され,これらから10のカテゴリが形成された.結論:「生活行動を支援する看護技術」は,【I.クライエントの清潔行動・整容の支援と皮膚粘膜を保護し,その機能を維持促進する技術】【II.クライエントの排泄行動の支援と排泄機能を維持促進する技術】が約半数を占め,教育内容として重視されていた.【IX.クライエントの呼吸・体温と循環を整える技術】【X.死にゆくクライエントを支援する技術】の割合は低く,枠組を検討する必要性が示唆された.
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