A赤十字看護専門学校実習要項の史料分析(昭和49年〜昭和60年) : 看護技術習得に焦点を当てて
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概要
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目的:本研究は,1967年改正のカリキュラムにおいて展開された看護学総論"看護技術"実習要項に含まれる時期や時間,実習内容から看護技術習得方法を解明することを目的とする.方法:A赤十字看護専門学校の昭和49(1974)年〜昭和60(1985)年に作成された看護字総論"看護技術"実習要項に書かれてある実習目標,実習期間・時間,実習方法をデータとし,看護技術習得という観点から分析する.結果:看護学総論"看護技術"実習はI期・II期に分けられていた.実習目標において看護技術の習得に関するカテゴリーは,【コミュニケーション技術,身体的側面の観察及び基本的看護技術の実践】【対象への日常生活援助及び診療の補助技術の実践】が導き出された.結論:看護技術を習得する際には,看護師と患者が相互行為している場面を見学し,次には模倣,そして一部実施,全実施となっていた.さらに,看護技術は項目ごとに単純な技術から複雑な技術の習得へと発展していた.
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