山村における地域看護学実習の学習成果 : 対象理解の視野拡大を目指す学習活動の意義
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概要
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目的:山村における地域看護学実習の成果を,看護の対象理解の視野拡大を目指す学習活動の意義という観点から検討する.方法:平成18〜22年度までの2年次履修者のうち,同意が得られた学生76名の,実習終了4ヶ月後のレポートの記述内容から学習成果を質的に分析した.結果:学習成果は【交通機関が少ない生活の不便さ】【生活を不便と感じていない住民の意識】【不便な生活を補い合う隣近所の手助け】【地域で生活する人々の活気】【地域の文化を大切にする気持ちや行動】【住民同士の繋がりや交流の強さ】【医療へのアクセスの悪さに対応する健康自己管理意識の高さ】など15のカテゴリに集約できた.考察:本実習の学習成果は,看護の対象を実際の生活環境もあわせて観察することで,対象理解の視野を拡大するという意義を持つものである.
著者
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鈴木 美雪
群馬県立県民健康科学大学
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齋藤 基
群馬県立県民健康科学大学
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大澤 真奈美
群馬県立医療短期大学
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大澤 真奈美
群馬県立県民健康科学大学
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原 美弥子
群馬県立県民健康科学大学
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飯田 苗恵
群馬県立県民健康科学大学看護学部
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飯田 苗恵
群馬県立県民健康科学大学
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塩ノ谷 朱美
群馬県立県民健康科学大学
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