家庭訪問実習のカンファレンスにおける教員の指導方法
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概要
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目的 : 家庭訪問実習のカンファレンスにおける教員の指導内容と学生の学びの内容を比較により,効果的な指導方法を検討する.方法 : カンファレンスにおける学生及び教員の記録を実習目標にそって分析した.結果 : 教員の指導と学生の学びの記述の一致が多い実習目標と,一致する場合と一致しない場合がある実習目標があった.教員の指導と学生の学びの一致には教員の指導方法も影響すると考えられた.結論 : カンファレンスにおける効果的な指導方法として以下が明らかとなった.1)提起された問題に対する援助を学生が考えることを促し,学生の考えを補足する.2)実際の訪問状況を意図的に確認し学生の気づきを引き出す.3)家庭訪問の援助過程を振返り,学生に欠けていた視点を補う.4)カンファレンスの内容を自己の家庭訪問と結びつけて考えられるようにする.5)家庭訪問で把握した個のニーズと学生の立案した地区活動計画との関連について考えさせる.
- 群馬県立県民健康科学大学の論文
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