<原著>看護学実習における教授活動 : 2年課程専門学校と3年課程門学校の教員の比較
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概要
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本研究は,全国の無作為抽出した2年課程看護専門学校と3年課程看護専門学校の教員470名を対象に,看護学実習における教授活動の質をスケールを用いて測定し,比較した。その結果,以下のことが明らかになった。1.教員特性は,年齢,教員養成講習受講後年数,一般学歴,卒業した看護基礎教育課程,婚姻状況,子どもの有無,教員になった動機,実習領域の複数担当の有無について,課程別に有意差があった。2.ECTBスケールの5項目は,課程別に有意差があった。3.教授活動における<学生への支持的態度>と<学習意欲の喚起>については,3年課程教員は,2年課程教員よりも充実していると認識していた。4.教授活動における<理論・研究の活用>については,2年課程教員が3年課程教員よりも充実していると認識していた。5.研究結果から,2年課程教員は2年課程学生のレディネスを考慮して教授活動を行っている状況が示唆された。
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