高速液体クロマトグラフィーによる食肉中のキタサマイシン及びジョサマイシンの定量

元データ 1996-12-05 社団法人日本分析化学会

概要

高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた食肉中のマクロライド系抗生物質(MLs), キタサマイシン(KT)及びジョサマイシン(JM)の簡易かつ迅速な残留分析法を検討した.MLsは一般に構造が類似した複数の成分から構成されており, KTはロイコマイシンA_1,A_3〜A_9等の多成分からなる混合物である.一方, JMはKTを構成するロイコマイシンA_3と同一物質である.KTの分離には, カラムにPuresil 5C_18(150×4.6mm), 移動相には0.05Mリン酸塩緩衝液(pH2.5)-アセトニトリル(58 : 42)を用い, 流量は毎分0.5ml, 測定波長は232nmとした.試料の前処理法は, 0.3%メタリン酸-メタノール(7 : 3)で除タンパクと同時に抽出し, 陽イオン交換樹脂が充てんされたBond Elut SCXカートリッジ(500mg)でクリーンアップを行った.本法における鶏肉, 鶏肝臓, 豚肉, 豚肝臓, 牛肉, 牛肝臓等に対する添加回収率は1μg/gの添加で76.8〜91.5%, 検出限界は0.05μg/gであった.

著者

堀江 正一 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
斉藤 貢一 星薬科大学薬品分析化学教室
堀江 正一 大妻女子大学
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
斉藤 貢一 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 愛知県衛生研究所

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