高速液体クロマトグラフィーによる豚肉,牛肉及び鶏肉中のスピラマイシンの定量(医薬品の分析)

元データ 1986-03-05 社団法人日本分析化学会

概要

豚肉,牛肉及び鶏肉中に残留するスピラマイシン(SPM)の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析法を検討した. SPMはSPM-I,SPM-II及びSPM-IIIの混合物から成るため,HPLCにより3成分を単離し,質量分析(MS)により同定した.SPM-I,-II,-IIIの分光学的性質,分子量及び生物学的作用がほぼ等しいことから,HPLCによるSPMの定量法として,SPM-I,-II,-IIIのピーク面積の総和をもって評価した.試料の前処理は0.5%メタリン酸-メタノール(7:3)で除タンパク・抽出し,ジクロロメタンを用いた液-液分配によりクリーンアップを行った.分離用カラムはNucleosil 5C_<18>,移動相はpH2.5の0.05Mリン酸一ナトリウム-アセトニトリル(72:28)を用い,232nmで検出した.豚肉,牛肉,鶏肉に対する1μg/g添加時の回収率は平均でそれぞれ91.4,88.4,91.7%であり,本法における定量限界は0.05μg/gであった.

著者

堀江 正一 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
星野 庸二 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 大妻女子大学
藤田 昌彦 帝国臓器製薬(株)
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
藤田 昌彦 国立公衆衛生院衛生薬学部
能勢 憲英 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 国立公衆衛生院
志田 保夫 東京薬科大学
岩崎 久夫 埼玉県衛生研究所
志田 保夫 東京薬科大学 薬学部
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
岩崎 久夫 埼玉県衛研
藤田 昌彦 国立公衆衛生院

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