スターバー抽出-高速液体クロマトグラフィーによる河川水中多環芳香族炭化水素の定量(生命科学と分析化学)

元データ 2006-12-05 社団法人日本分析化学会

概要

スターバー抽出(SBSE)法を試料前処理に用い,高速液体クロマトグラフィー-蛍光検出法(HPLC-FL)により,河川水中の多環芳香族炭化水素(PAHs)の分析法を構築した.測定対象物質として,フルオランテン(Fl),ベンゾ[b]フルオランテン(B[b]F),ベンゾ[k]フルオランテン(B[k]F),ベンゾ[a]ピレン(B[a]P)を選定した.河川水(100ml)にメタノール(10ml)及びポリジメチルシロキサン(PDMS)かくはん子を加え,スターラー(800rpm)で3時間かくはんした.その後,PDMSかくはん子を取り出し,アセトニトリル200μlで溶媒脱着を行い,その10μlをHPLC-FLにより分析した.本法の検出限界及び定量限界は,それぞれ,0.6〜6.0pg/ml及び2.0〜20pg/mlとなり,高感度であった.添加回収試験の結果,回収率94.8%以上と良好であった.本法を用いて,多摩川から採取した河川水を測定した結果,すべての検体からFl(10〜19pg/ml)及びB[a]P(32〜52pg/ml)が検出された.

著者

中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
斉藤 貢一 星薬科大学薬品分析化学教室
岩崎 雄介 星薬科大学薬品分析化学教室
伊藤 里恵 星薬科大学薬品分析化学教室
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
石居 由美子 星薬科大学薬品分析化学教室
川口 研 星薬科大学薬品分析化学教室
川口 研 星薬科大学薬品分析化学教室:日本学術振興会
川口 研 星薬科大学:(現)産業技術総合研究所計測標準研究部門有機分析科バイオメディカル標準研究室
伊藤 君恵 星薬科大学
斎藤 貢一 フロンティア研究所
中澤 裕之 星薬大薬品分析
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
伊藤 里恵 星薬科大学
斉藤 貢一 星薬科大学
岩崎 雄介 星薬科大学薬学部薬品分析化学教室

関連論文

▼もっと見る