イムノアフィニティー抽出を用いる残留農薬のタンデム質量分析法による迅速分析

元データ 2004-11-05

概要

環境中の農薬を測定する際,迅速性,操作性の面で利点を有するスクリーニング法が望まれる.従来,前処理として固相抽出法が用いられてきたが,選択性に欠けるため,十分な精製効率を得ることができない.一方で,イムノアフィニティー抽出法(IAE)は,抗原と抗体の親和性を利用するため,様々な夾雑物が合まれている試料において測定対象物質に対し高選択的に精製を行うことができる.また,タンデム質量分析法(MS/MS)は,2度の質量分解を行うことが可能であるため,多種類の測定物質を同時に検出することができ,迅速性に優れている.本研究では,分析対象物質として,フェノキシ酢酸系農薬を選択し,MS/MSにおけるmultiple reaction monitoring (MRM)値及び電圧等の最適化を行った.次に,検討農薬に対する群特異的ポリクローナル抗血清を作製し,IAEの構築を行った.この両者を組み合わせ,迅速かつ簡便に農薬スクリーニング法としてIAE-MS/MSの開発を試みた.

著者

中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
岡 尚男 愛知県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
神崎 由紀子 星薬科大学薬品分析化学教室
高橋 伸之 星薬科大学薬品分析化学教室
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
岡 尚男 金城学院大学薬学部:金城学院大学大学院人間生活研究科

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