糖類表面に吸着した酸素種からの極微弱化学発光(「若手研究者の初論文」)

元データ 2005-09-05 社団法人日本分析化学会

概要

多糖類の一種であるセルロースは, 食品添加物として幅広く使用されているだけでなく, 医薬品における賦形剤としてもはん用されている.糖類や穀物製品が自動酸化により極微弱化学発光(CL)を示すことが報告されているが, 本研究では, セルロースと糖類に着目し, 化学構造と発光の関係及びその発光メカニズムを検討した.9種類の糖を対象とし, 極微弱化学発光法を用いて熱励起及び光励起によるCL強度及びCLスペクトルを測定した.また, 半経験的分子軌道法(MOPAC)を用いて, 糖類に対する酸素吸着のエンタルピー変化を計算し, 発光メカニズムの理論的解明を行った.得られた知見より, 糖類の極微弱化学発光には, 糖類表面に吸着した酸素が関与していることが明らかになった.CL法は, 自動酸化だけでなく, 吸着酸素による極微弱化学発光の測定も可能であることが確かめられた.

著者

中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
斉藤 貢一 星薬科大学薬品分析化学教室
伊藤 里恵 星薬科大学薬品分析化学教室
吉村 吉博 日本薬科大学生薬分析学分野
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
木村 潤一 星薬科大学薬品分析化学教室
為房 孝行 星薬科大学薬品分析化学教室
伊藤 君恵 星薬科大学
吉村 吉博 日本薬科大学薬学部薬方薬学科
吉村 吉博 日本薬科大学
吉村 吉博 日本薬大 薬
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
伊藤 里恵 星薬科大学
斉藤 貢一 星薬科大学

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