飲料缶からのビスフェノールA移行原因の解明と改良缶の評価

元データ 2001-02-25 社団法人 日本食品衛生学会

概要

ビスフェノールA (BPA) 含有量が高かったコーヒー及び紅茶飲料の相当缶を検討したところ, いずれもエポキシ樹脂コーティングに原因があったが,サイドシームや底蓋部でBPA濃度が極めて高かったり, 胴部がやや高いため缶全体の残存量が高いなど原因部位は様々であった. 水60及び95℃, 20%エタノール, n-ヘプタンではBPAは溶出しなかったが, 水120℃30分間では35〜124ng/mL溶出した. 相当缶のBPA溶出量は材質中の残存量とほぼ一致し, 缶入飲料のBPA含有量とも近い値であった. BPAの移行は, コーティング中のBPA残存量と飲料の加熱条件に依存することが示された. 一方, 改良缶ではコーティング中のBPA量が大幅に減少しており, 溶出量は1/10以下に低減された.

著者

中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
米谷 民雄 国立医薬品食品衛生研究所
河村 葉子 国立医薬品食品衛生研究所
井之上 浩一 星薬科大学薬品分析化学教室
山田 隆 国立医薬品食品衛生研究所
米谷 民雄 神奈川県衛生研究所 理化学部
米谷 民雄 国立医薬品食品衛生研究所:(現)静岡県立大学
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
Yamada T Department Of Radiopharmacy Tohoku Pharmaceutical University
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所

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