高速液体クロマトグラフィーによる製剤中のスピラマイシンの定量(品質管理・工程管理のための分析化学)

元データ 1988-11-05 社団法人日本分析化学会

概要

HPLCを用いて多成分から構成されているマクロライド系抗生物質スピラマイシン(SPM)の定量法を検討した.SPMの構成成分であるSPM-I,SPM-II,SPM-III及びネオスピラマイシンI(NSPM-I),NSPM-II,NSPM-IIIの標準品は製剤よりHPLCを用いて単離して得た.分離には炭素含量の高いオクタデシルシリカカラムを用い,移動相に0.05Mリン酸二水素ナトリウム(pH 2.5)-アセトニトリル(73:27)を使用し,流量0.5 ml/min,検出波長232nmで分析した.SPM製剤中の各成分の含量はピーク面積の総和による絶対検量線法により求めた.現在市販されている製剤中における各成分の割合はほぼ同じであり,SPM-Iが約70%含まれていた.本分析法は分析時間が20分以内と短く,分析精度も高いことから動物用医薬品として用いられているSPM製剤の品質管理に適用できるものと考える.

著者

堀江 正一 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
斉藤 貢一 星薬科大学薬品分析化学教室
星野 庸二 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 大妻女子大学
藤田 昌彦 帝国臓器製薬(株)
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
藤田 昌彦 国立公衆衛生院衛生薬学部
斉藤 貢一 埼玉県衛生研究所
能勢 憲英 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 国立公衆衛生院
志田 保夫 東京薬科大学
志田 保夫 東京薬科大学 薬学部
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
藤田 昌彦 国立公衆衛生院

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