液体クロマトグラフィー/質量分析法による缶飲料中のビスフェノールAの定量 (環境ホルモンと分析化学)

元データ 1999-06-05 社団法人日本分析化学会

概要

高速液体クロマトグラフ/質量分析計(LC/MS)を用いた缶飲料中のビスフェノールA(BPA)の簡易かつ迅速な定量法を検討した. BPAは構造中にフェノール性の水酸基を有する弱酸性の化合物であることから, イオン化モードにはネガティブモードを採用した. LC条件は, カラムにZorbax XDB-C18 (150×2.1mm,i.d.), 移動相には0.01%酢酸-アセトニトリル(60:40)を用い, 流量は毎分0.2mlとした. 検出にはBPAの擬分子イオン[M-H]^-m/z227を用いた. 試料の前処理法は同相抽出法を採用し, カートリッジには無極性相, 陽イオン交換相及び陰イオン交換相が混合充填されたIsolute Multimodeカートリッジ(500mg)を用いた. 本法におけるコーヒー, 紅茶, 果実飲料などに対する添加回収率は5及び50ppbの添加で85%以上, 検出限界はコーヒー飲料を除き0.5ppbであった.

著者

石井 里枝 アサヒビール
石井 里枝 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
小林 進 埼玉県衛生研究所
吉田 栄充 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 大妻女子大学
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所

関連論文

▼もっと見る