高速液体クロマトグラフィー/蛍光検出による養殖魚中のキノロン系抗菌剤ミロキサシン及びその代謝物質の定量(若手研究者の初論文)

元データ 2006-09-05 社団法人日本分析化学会

概要

魚介類中に残留するキノロン系抗菌剤ミロキサシン(MLX)及びその主代謝物M-1の高速液体クロマトグラフイー(HPLC)を用いた定量法を構築した.MLXは光に対して不安定であり,比較的速やかに脱メトキシ体であるM-1に分解される.魚介類中のMLX及びM-1は,0.2%メタリン酸-アセトニトリル(6:4,v/v)で抽出し,Oasis HLBカートリッジ(60mg)で精製した.HPLC条件は,分離カラムにWakosil II 5C18-RS (150×4.6mm),移動相に25mMリン酸緩衝液(pH 2.5)-アセトニトリル(70:30,v/v)を用い,流量0.6ml/minで送液した.また,検出には蛍光検出器を用い,波長は励起波長325nm及び蛍光波長365nmに設定した.本法による添加回収率(0.1μg/g)はいずれも80.0%以上であり,定量限界は0.01μg/gであった.本法はミロキサシン及び代謝物の同時分析法として日常検査に用いることができる有用な分析法の一つと考える.

著者

堀江 正一 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 大妻女子大学
堀江 正一 アサヒビール
堀江 正一 星薬科大学 薬品分析化学教室
竹上 晴美 埼玉県衛生研究所
吉田 絵美子 埼玉県衛生研究所

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