微生物学的試験法による畜産物中に残留する抗菌性物質の高感度測定法(安心と安全に役立つ分析化学)

元データ 2007-12-05 社団法人日本分析化学会

概要

畜産食品中に残留するペニシリン系抗生物質(PCs),セファロスポリン系抗生物質(CEs),テトラサイクリン系抗生物質(TCs),マクロライド系抗生物質(MLs),アミノグリコシド系抗生物質(AGs),キノロン系抗菌剤(QNs)などを中心とした,より多くの抗菌性物質を一括して検出できる微生物学的試験法を検討した.畜産食品から0.5%メタリン酸-メタノール-アセトニトリル(6:2:2)で除タンパクと同時に薬物を抽出し,ポリマー系逆相カートリッジOasis HLBを用いてクリーンアップする前処理法を構築した.各グループから代表的薬剤を選び,残留基準値レベルで添加回収実験を行った結果,明瞭な阻止円が観測され,回収率はおおむね70%以上であった.本法は,動物用医薬品として汎用され,畜産食品中に残留する可能性の高いPCs,CEs,MLs,TCs,AGs,QNsを簡易かつ高感度に検出することが可能であり,抗菌性物質の残留の有無を簡便に判定できる有効な方法であると思われる.

著者

石井 里枝 アサヒビール
石井 里枝 埼玉県衛生研究所
堀江 正一 埼玉県衛生研究所
小林 晴美 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
堀江 正一 大妻女子大学
堀江 正一 アサヒビール
堀江 正一 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
中澤 裕之 星薬大薬品分析
中澤 裕之 星薬科大学薬学部
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所

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