オンライン固相抽出-高速液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析計を用いるヒト血しょう中有機フッ素系化合物の一斉分析法の開発(「若手研究者の初論文」)

元データ 2005-09-05 社団法人日本分析化学会

概要

近年, 新たな環境汚染物質として注目されているパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びPFOS関連化合物を対象としたヒト血しょう試料中の一斉分析法について検討した.本研究では, 試料前処理法にカラムスイッチング方式を用いたオンライン固相抽出法を採用することで, 除タンパクした血しょう試料中のパーフルオロ化合物(PFCs)を簡便な操作で測定することが可能となった.本法をヒト血しょう試料中PFCsの分析へ応用した結果, 検出限界は, 0.08〜0.14ng/ml (S/N=3)であり, ヒト血しょう試料中における定量限界は, すべての測定対象化合物において0.50ng/mlとした.また, 内標準物質にパーフルオロへプタン酸(PFHpA)を用いることにより, 回収率93.3%以上{相対標準偏差(RSD)≦8.9%}と良好な回収率を得ることができた.このことから, 本法は, ヒト血しょう試料中のPFCsの定量に応用できることが明らかとなった.

著者

中澤 裕之 星薬科大学薬品分析化学教室
斉藤 貢一 星薬科大学薬品分析化学教室
井之上 浩一 星薬科大学薬品分析化学教室
中田 彩子 星薬科大学薬品分析化学教室
伊藤 里恵 星薬科大学薬品分析化学教室
中澤 裕之 星薬科大学
中澤 裕之 埼玉県衛生研究所
伊藤 君恵 星薬科大学
斎藤 貢一 フロンティア研究所
仲田 尚生 星薬科大学薬品分析化学教室
岡田 文雄 星薬科大学薬品分析化学教室
中澤 裕之 星薬科大学 薬品分析化学教室
中澤 裕之 愛知県衛生研究所
伊藤 里恵 星薬科大学
斉藤 貢一 星薬科大学

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