線形位相双直交フィルタバンクの新しい設計アプローチ

元データ 1998-04-25

概要

本論文では, 双直交フィルタバンク, ウェーブレットの新しい設計アプローチを提案する.完全再構成フィルタバンクは, 直交(パラユニタリ)フィルタバンクと双直交フィルタバンクに大別されるが, 双直交フィルタバンクは, 直交フィルタバンクに比べ多くの自由度をもち, より良い周波数特性をもつシステムを設計できる可能性がある.しかし現在のところ, 双直交フィルタバンクでは, 2分割の場合を除き直交フィルタバンクのようなすべての伝達関数に対して完備なラティス構造が存在しないため, 多くの場合その設計には制約付きの非線形最適化が必要となる.そこで, ここでは完全再構成の条件を制約条件にするのではなく, その2乗誤差を評価関数に組み込み最小化することを考える.これにより, 非線形最適化を用いることなく, 線形方程式を繰り返し解くことによって双直交フィルタバンクを設計することが可能となる.

著者

池原 雅章 慶應義塾大学理工学研究科
長井 隆行 電気通信大学
長井 隆行 慶應義塾大学理工学部電子工学科
池原 雅章 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学

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