画素の接続関係を考慮した非線形画像リサイズ(画像・映像処理)
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概要
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多様な表示デバイスの登場により,表示サイズに合わせて画像をリサイズする技術の重要性が増している.シームカービングは,シームと呼ばれる画素の経路を削除することでリサイズを行う,非線形リサイズ手法として注目を集めている.しかし,シームを削除する前後の画像間の変化のみを考慮しているため,縮小処理を繰り返すと大きなひずみが発生する場合がある.そこで本論文では,原画像とリサイズ後の画像における,画素間の接続関係を考慮した新たなリサイズ手法を提案する.提案法における画像幅の縮小は,画素を削除するのではなく,隣り合う画素の統合により行われる.また,画素の接続関係を隣接画素間の輝度差で定義し,接続関係を用いてシームの選択の基準となるエネルギーを計算する.このエネルギーは,原画像の接続関係とリサイズ画像の接続関係の変化に応じて大きくなるため,原画像がもつ接続関係をなるべく維持するようなシームが選択される.これにより提案法は,従来のシームカービングに比べひずみの少ない,非線形画像リサイズが可能になる.
- 2011-01-01
著者
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三柴 数
慶應義塾大学理工学研究科
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池原 雅章
慶應義塾大学理工学研究科
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池原 雅章
慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学
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池原 雅章
慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
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三柴 数
慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
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池原 雅章
慶應義塾大学
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三柴 数
慶應義塾大学
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