並列リフティング構造を用いたM分割完全再構成フィルタバンク(ディジタル信号処理)

元データ 2009-10-01

概要

ロッシー・ロスレス統合画像符号化のために,リフティング構造をもつ様々なフィルタバンクが提案されている.しかし,ラウンディング数の増加によるフィルタ特性の劣化や,逆行列を含むリフティング係数による設計の複雑さなどの問題があり,どれも実用的であるとは言いがたい.そこで本論文では,M分割完全再構成フィルタバンク(PRFB)のより実用的なリフティング構造を提案する.PRFBのポリフェーズ行列に条件を課して,二つのPRFBのラティス構造における各ビルディングブロックを並列に結合し,これらを同時に考慮する並列システム(ブロック並列システム)を用いる.これにより,各ブロック間でリフティングし合う構造(並列リフティング構造)を適用することができる.するとPRFBの各ビルディングブロックは,同じリフティング係数行列を用いた三つのブロックリフティング構造で表現できる.最後にロッシー・ロスレス統合画像符号化におけるシミュレーションを行い従来法と比較して,提案法の優位性を示す.

著者

池原 雅章 慶応義塾大学大学院理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学理工学研究科
鈴木 大三 慶應義塾大学理工学部電子工学科
池原 雅章 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学

関連論文

▼もっと見る